今日〜明日は、中央病院看護師主任研修会![]() この間、主任リーダーズが研修テーマを検討する中で、2つの大きなテーマを持ちました。 一つは『看護倫理』。 看護者の倫理綱領について学びグループディスカッションしました。 『看護職が専門職としてより質の高い看護を提供するには、深い知識と確実な看護技術だけではなく、高い倫理性が不可欠!』と、『まんがで分かる看護者の倫理綱領http://bit.ly/wqcK6B』を使いながら学びました。 ![]() そして、もう一つは・・・ 東日本大震災、原発事故災害は日本社会と国民に甚大な被害をもたらし、被災地、さらに避難されている方々は先の見えない困難で不安な生活が続いています。中央病院看護部門では、3.11の震災以降、『今、私たちにできること』を考え行動してきました ![]() 宮城県坂病院に3名 岩手県大船渡市へ6名 福島県福島市わたり病院2名、 郡山市桑野協立病院に2名が看護支援に行き、現地の活動を支えました。そんな中で、中央病院の看護主任会では、 「原発問題は福島だけの問題ではない」と学習を行い、 本日、札幌市厚別区の雇用促進住宅に避難している方々の自治組織「桜会」で代表を務める宍戸隆子さん(福島県伊達市から避難)に・・・ 『福島に思いを寄せて〜原発事故が引き起こしたこと』のお話をしていただきました。 厚別の雇用促進住宅には160世帯の家族が自主避難しています。 北海道は、早い段階から自主避難者の受け入れの表明があり、避難指示県からの避難者よりも、自主避難者の割合が高いです。そして、今も僅かずつですが、北海道に避難してきている人たちがいます。 当初福島では停電の影響で、何が起きているかを知るすべは全くありませんでした。停電が解消されてからも、報道から流れてくる情報は安全を強調したものが多く、多くの事実が後出しでした。必死でネットなどで情報を収集しました。そこにあった情報は、テレビなんかとは本当に違いました。文部科学省のホームページに1歳児の甲状腺の被ばく量換算のSPEDDIの予測データがあり、それを見たことで私自身が避難を決断しました。 1歳児の甲状腺の被ばくのラインがちょうど私が住んでいた所のはじに引っ掛かっていたんです。国は安全だと言う。これ位の低線量では身体的な影響は出ないといいます。 私も初めはそう思っていました。自分の娘も鼻血を出したりしたんですが、それでもそれを、あの、被ばくのせいだとは、私ははじめ考えておりませんでしたし、今でも疑っているのも事実です。偉い学者さんがどんなに安全だと言っても、今起きているその『事象』をどう捉えますか? 私たちは自主避難者です。 国の指示を待たず自分たちの意思で避難を決めました。 それは、地縁血縁の強い福島ではとても勇気のいることです。 おじいちゃん、おばあちゃんの理解が、まず得られません。 お父さんと喧嘩をした人も沢山います。 「国が安全だと言うのにそれを聞けないのか」 そう、もっと強い言葉でなじられている人も沢山います。 「自分が安全な場所に避難しておいて、除染して綺麗になった福島に帰ってくるつもりなのか」そういう言葉も投げかけられました。 「いいよね〜ぇ、あなた達は逃げられて」 そういうふうにも言われます。 私たちは、今福島に残っている人たちのことを本当に心配しています。でもその思いは届きません。 私達と、福島に残る人達の間には大きな溝があります。その状況はこの原発事故で引き起こされたものです。 避難している人も、福島で頑張っている人も、みんな苦しんでいます。 よく皆さんに『何か出来ることは?』と聞かれます。が、『何をしてもらいたいか』は分かりません。でも、みなさんが、話を聞いてくださり、この立場になったら、自分たちが同じ立場だったらどうするか考えていただければと思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お話を聞いて、「原発事故は健康だけでなく、人と人、地域のコミュニティーや絆を破壊した事実を重く受け止めたい。私たちもこの事実をしっかり受け止め、自分たちで何が出来るのか考えて行きたい」と主任さんたちの感想がありました。 宍戸さん、今日は本当にありがとうございました。 |
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